軍艦島、世界遺産決定で注目! 「井上孝治の写真―軍艦島と長崎」

展覧会ニュース

【長崎県】全国23施設が「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産として、本日登録され、そのうち長崎県の端島(軍艦島)も決まりました。今回は、4月からはじまっていた長崎県美術館で開催されております写真展「井上孝治の写真―軍艦島と長崎」をご紹介させていただきます。会期は2015年7月26日(日)まで。

*こちらの展覧会は会期終了しております。

軍艦島 全景

在りし日の長崎の「記憶」

井上孝治(1919-1993)は、福岡市出身のアマチュア写真家。戦前から写真を撮り始め、カメラ店を営む傍ら、生涯に渡って精力的に撮影を続けました。晩年、福岡市の老舗百貨店の広告キャンペーンで半ば埋もれていた彼の写真が採用されたことで注目を浴び、現在ではアマチュアの域を越えて国内外で評価されています。(長崎県美術館サイトより


 今回の展覧会は、昭和30年代に訪れた軍艦島と長崎市内の風景が収められた作品が展示されているそうです。

昭和30年代と現在

高度経済成長期がはじまり、主要エネルギーがまだ石炭だったこのころ、軍艦島は最盛期をむかえ人口は5,000人近くに達していました。
(出典:軍艦島アーカイブス)

 企画・制作の西日本新聞メディアラボのサイト。こちらでは、多くの貴重な当時の写真と現在の4K映像などがご覧になれます。
また当時と重ねあわせた静止画を駆使した動画がfacebookページですが、拝見できます。

戦後復興から経済成長へと向かう時代

長崎市で撮られた写真は、昭和32(1957)年3月と、軍艦島訪問の同日である昭和33(1958)年6月2日に撮影されたもの。同氏は、浦上天主堂の被爆遺構や、洋館群のある南山手および東山手地区を中心に撮影を行い、斜面に家々が建ち並ぶ特徴的な風景とそこに暮らす人々の日常生活をカメラに収めています。(長崎県美術館サイトより

 軍艦島だけでなく、当時の長崎県内の模様も垣間見れる写真展だそうです。

インフォメーション

会場名:長崎県美術館
住所:長崎県長崎市出島町2-1

美術館サイト

ちなみに…
 軍艦島は、2015年8月1日公開される映画「進撃の巨人」実写版のロケ地としても使用されたそうです。

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