松本市美術館で郷土の作家・西郷孤月にもスポット。企画展「橋本雅邦と幻の四天王」

展覧会ニュース

【長野県】松本市美術館では、企画展「橋本雅邦と幻の四天王 ―西郷孤月・横山大観・下村観山・菱田春草―」が開催されております。会期は、2015年10月31日(土)~11月29日(日)まで。5作家の作品70点が展示。*作品については美術館サイトより出品リスト(pdfデータ)でご確認下さいませ。

*こちらの展覧会は会期終了しております。

RIMG0251

明治の日本画壇で火花を散らした才能

幻の四天王とは、菱田春草、横山大観、下村観山と、東京美術学校や日本美術院で才能を競った西郷孤月を指す。(毎日新聞より

西郷孤月(さいごう・こげつ)

1873~1912年

明治6年、旧松本藩士の長男として生まれる。本名・規(めぐる)。東京美術学校に第一期生として入学、のち同校の助教授に就任。日本美術院設立には中心人物のひとりとして尽力。将来を嘱望され雅邦の娘と結婚するが、離縁。次第に美術院と距離をおくようになる。台湾で活動をはじめるものの、病のため帰京。大正元年、38歳没。(美術館サイトより

 他の3人は、有名ですが、こちらは長野郷土の作家でもありました。

同展には「春暖」(東京芸術大蔵)、「月下飛鷺」(松本市美術館蔵)など代表作が並ぶ。武藤美紀学芸員は「実は大観らに匹敵する天才だったことを見てほしい」とPR。「春暖」は、後に春草、大観が追究した「朦朧(もうろう)体」の先駆けとされる。(毎日新聞より

 「春暖」に関しては、東京芸術大蔵品データベースより拝見できます。 コチラです。

 ちなみに、「朦朧(もうろう)体」の意味は、日本画の技法で、輪郭をぼかして描くこと


 菱田春草の代表作の一つ「黒き猫」(国重文、永青文庫蔵・熊本県立美術館寄託)は、11月17日からの後期展示。
作品の詳細に関しては、テレビ東京系「美の巨人たち」サイトに掲載がありましたので、コチラをどうぞ。

インフォメーション

会場名:松本市美術館
住所:長野県松本市中央4-2-22

美術館サイト

タイトルとURLをコピーしました