冷たき視線。日本初の大回顧展「クラーナハ展―500年後の誘惑」

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【東京23区】ドイツ・ルネサンスを代表する画家で、ヴィッテンベルク(Wikipediaへ)の宮廷画家としても名を馳せた、ルーカス・クラーナハ(父、1472-1553年)の大回顧展「クラーナハ展―500年後の誘惑」が、上野の国立西洋美術館で開催されました。会期は、2016年10月15日(土)~2017年1月15日(日)まで。日本でのクラーナハ展は、初めてだそうです。*こちらの展覧会は東京展後、来年大阪でも開催。

*東京展は終了しております。

2011-03-26 Aschaffenburg 031 Schloss Johannisburg, Staatsgalerie, Lucas Cranach der Altere - Kreuzigungsaltarchen

独自な官能と美の世界

大型の工房を運営して絵画の大量生産を行うなど、先駆的なビジネス感覚を備えていた彼は、一方でマルティン・ルターにはじまる宗教改革にも、きわめて深く関与しました。けれども、この画家の名を何よりも忘れがたいものにしているのは、ユディトやサロメ、ヴィーナスやルクレティアといった物語上のヒロインたちを、特異というほかないエロティシズムで描きだしたイメージの数々でしょう。艶っぽくも醒めた、蠱惑的でありながら軽妙なそれらの女性像は、当時の鑑賞者だけでなく、遠く後世の人々をも強く魅了してきました。(美術館サイトより

 ウイーン美術史美術館からは10点。オーストラリア、ドイツ、オランダなど世界中から絵画、版画、素描など約100点の作品が公開。


 国立西洋美術館の発行「ZEPHYROS」(ゼフュロス)では、同展の詳細ならびに今年の7月に世界文化遺産に決まった同館についての記事が掲載されております。詳細は、美術館サイトよりコチラをどうぞ。(pdfデータ)

ルーカス・クラナハ(父)

1472-1553

ヴィッテンベルクに工房を構え、当地の領主ザクセン選帝侯フリードリヒ3世に御用絵師として仕えた。主に宗教画で多数の作品を残したほか、同時代人の宗教改革者マルティン・ルターの友人であったため、彼とその家族の肖像画を多く残している。クラナッハの描く、腰の細くくびれた独特なプロポーションのヴィーナス像は、ティツィアーノやジョルジョーネのヴィーナスとはまた異なった、独特の官能美をかもし出している。(Wikipediaより

 *没後は同名の息子も画家であったため、クラーナハ(父)とも表記。

ちなみに…
 展示作品としてウィーン美術史美術館から、「ホロフェルネスの首を持つユディト」(1530年頃)、「不釣り合いなカップル」(1530-40年頃)がやってきますが、今回主催に名を連ねているTBSは、2013年10月から、ウィーン美術史美術館と10年間にわたるパートナーシップを締結しているそうです。詳細は、特設サイトよりコチラをどうぞ。

インフォメーション

会場名:国立西洋美術館
住所:東京都台東区上野公園7-7

*講演会、スライドトークなど関連イベントも予定されているそうです。詳細は、特設サイトよりコチラをどうぞ。

ちなみに…
 大阪会場でのスケジュールは以上の通りです。
2017年1月28日(木)~4月16日(土)国立国際美術館

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