北斎ゆかりの地に「すみだ北斎美術館」開館!記念展では全長約7メートルの絵巻物公開。

展覧会ニュース

【東京23区】1760年 江戸時代の宝暦10年に、現在の墨田区亀沢町あたりで生まれたとも言われる浮世絵師・葛飾北斎。その北斎ゆかりの地に「すみだ北斎美術館」が明日開館します。そして開館記念展として、「北斎の帰還-幻の絵巻と名品コレクション-」が開催。会期は、2016年11月22日(火)から来年2017年1月15日(日)まで。注目は、約100年ぶりに再発見された幻の絵巻「隅田川両岸景色図巻」で、全長約7メートルの絵巻で全巻が初公開されるそうです。*こちらの会期は、前後期で分かれていて、前期は11月22日(火)~12月18日(日)、後期は12月20日(火)~1月15日(日)。前後期で展示替えの作品もあります。また、各期においても途中で一部展示替えも。

*こちらの展覧会は会期が終了しております。

すみだ北斎美術館
*実は、墨田区住人ですので、今朝方見てまいりました。明日の開館にあたり、準備なのか周辺には多くの関係者らしき方々を多く目にしました。

「世界の北斎」の美術館に

墨田区では、「すみだ北斎美術館」を通じて、墨田区をより元気にしたいと考えています。北斎とつながる〝アート〞や〝ものづくり〞は、地域での新しい交流を生み出し、まちの活性化を実現していきます。(ふるさとチョイスより

 現在、墨田区では、「墨田区北斎基金」を設置。ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」上でもアピールをしており、同館サイトでも「すみだ北斎美術館寄付キャンペーンサイト」が立ち上がっております。

約22ヶ月にわたるすみだ北斎美術館の建築工事

 同館サイトでは「設計コンセプト」も掲載。ちなみに、建築設計者は、妹島和世さん。金沢21世紀美術館(石川)、熊野古道なかへち美術館(和歌山)を手掛け、2010年には建築界のノーベル賞とも称される「プリツカー賞」を受賞。建築設計者については、美術館サイトでも掲載。コチラをどうぞ。*ページ下部分。

展覧会に関しては・・・

展示構成

 序章「北斎のイメージ」第1章「北斎の描いたすみだ」第2章「幻の絵巻 ~隅田川両岸景色図巻~」第3章「名品ハイライト」全4章で構成。
 墨田区所蔵の中から、肉筆画、版画、摺物、版本等約120点が展示。
詳細は、美術館サイトのプレスリリースよりコチラをどうぞ。(pdfデータ)。


 両国橋から山谷堀あたりまでの隅田川両岸の景色が洋風の陰影法を交えた表現で描かれているのが特徴。新吉原での遊興の様子まで細緻な筆遣いで描かれているそうです。

インフォメーション

会場名:すみだ北斎美術館
住所:東京都墨田区亀沢2-7

美術館サイト

タイトルとURLをコピーしました