時代を経てもあせない放浪の画家。「長谷川利行展」

展覧会ニュース

【福島県】昭和初期の東京の風景を中心に描いた画家・長谷川利行(1891-1940)の回顧展「長谷川利行展 藝術に生き、雑踏に死す─」が福島県立美術館にて開催されます。会期は2018年3月24日(土)~4月22日(日)まで。

*こちらの展覧会は会期が終了しております。

HasegawaToshiyuki
via:(Wikimedia)

放浪の天才画家

1891(明治24)年、京都山科に生まれた利行は、はじめ歌人を目指すもはたせず、30代後半に二科展や一九三〇年協会展で連続受賞して画家として注目されます。「リコウ」と愛称され、一部に熱狂的な支持者を生みますが、生来の放浪癖から生活は破綻し、極貧のうちに東京市養育院で1940(昭和15)年、49歳の生涯を閉じました。(美術館サイトより

 油彩、水彩、素描、ガラス絵などの代表作を中心に約140点が展示。18年ぶりの展覧会でもあります。

ちなみに…
 こちらの展覧会は巡回展でもあり、東京の府中市美術館≪2018年5月19日(土)~7月8日(日)≫、愛知県の碧南市藤井達吉現代美術館≪2018年7月21日(土)~9月9日(日)≫、福岡県の久留米市美術館≪2018年9月22日(土)~11月4日(日)≫、栃木県の足利市立美術館≪2018年11月13日(火)~12月24日(月・祝)≫でも開催。

長谷川利行(はせがわとしゆき)

明治24年(1891)-昭和15年(1940)
京都に生まれ、東京で没。

町の情景やそこで生活する人々の姿を、奔放な中に詩情をたたえる作風で表現。(ギャラリーボヤージュサイトより

 本展では、現在も東京・銀座8丁目にあるカフェを描いた《カフェ・パウリスタ》や東京・板橋区美術館所蔵の《水泳場》といった大作も展示。

インフォメーション

会場名:福島県立美術館
住所:福島市森合字西養山1番地

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