【東京23区】最近国内でも多くの外国人観光客を目にするようになりましたが、竹橋の東京国立近代美術館では、現在観光ポスター展「ようこそ日本へ:1920‐30年代のツーリズムとデザイン」が開催中です。会期は2016年2月28日 (日)まで。1920年代から30年代の観光誘致ポスターをご紹介。
*こちらの展覧会は会期終了しております。
観光資源と当時の日本のイメージ
日本髪に和服の美人画を配した多くのポスターのなかで、世界地図を横綱が股にかける大胆なデザインのポスターも目を引く。五重塔と桜、お城と紅葉、富士山や古都奈良を描いたポスターなど、今と変わらぬ素材のデザインも多い。(トラベルニュースより)
JTBの前身、ジャパン・ツーリスト・ビューローや、日本郵船や大阪商船、国際観光局などの政府機関が制作したポスター、グラフ誌、パンフレットなどをご紹介。出品作品リストは、美術館サイトよりコチラをどうぞ。(pdfデータ)。
MOMATの「ようこそ日本へ 1920-30年代のツーリズムとデザイン」を観てきました。当時のポスターに国内路線として朝鮮・満州が入っていたのがとても印象的ではあった。そして図録は諸々参考のために手元に置いておきたかったので購入。 pic.twitter.com/gbzQoe2GG1
— ヤマグチアキラ /A.Yamaguchi (@YamaPhotoLife) 2016, 1月 30
【美術館】「ようこそ日本へ」展では、鎌倉大仏や観光名所などのほか、人物を写した写真もデザインモチーフとして登場します。原弘がデザインしたグラフ誌の表紙には、昨年惜しまれつつなくなった、女優・原節子の姿も(当時10代)。
— 【公式】東京国立近代美術館 広報 (@MOMAT60th) 2016, 1月 29
展示構成は…
第1章「交通網の広がりと観光 鉄道と航路」、第2章は「外国人観光客を誘致せよ」、第3章では「観光立国を目指して」の3構成。
詳細は、美術館サイトよりコチラをどうぞ。(pdfデータ)。
日本郵船(NYK)のポスターは、ロシア・アヴァンギャルドの影響?を思い浮かべましたが・・・
インフォメーション
会場名:東京国立近代美術館
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
ちなみに…
以前記事にしましたが、カンディンスキーの影響を受け、木版画を発表した恩地孝四郎の回顧展も開催中。こちらも会期は2月28日 (日)まで。