【高知県】今週末より高知県立美術館では、「大原治雄写真展―ブラジルの光、家族の風景」が開催されます。期間は、2016年4月9日(土)から6月12日(日)まで。日系移民としてブラジルへ渡り、 アマチュア写真家として活動後、ブラジル国内で高い評価を得た“知られざる写真の巨匠”の日本での回顧展。
*こちらの展覧会は会期が終了しております。
ブラジルの大地と光、ささやかで愛おしい家族の風景
高知県いの町から農業移民としてブラジルに渡った大原治雄(1909~1999)氏は、17歳でブラジルに渡り、70年余りをブラジルの地で暮らしたそうです。写真に関しては、おもに農作業のかたわら、家族や仲間たちと切り拓き育て上げた広大な農場、そこで働く農民の日常風景、そして愛する家族の姿をこつこつと撮り続けていたとのこと。
【次回企画展】マリメッコ展は大盛況のうちに終了しました。ありがとうございました!次回は4月9日より、いの町出身でブラジルへ渡った写真家・大原治雄写真展。美しいモノクロの世界をお楽しみに。https://t.co/edxVqhx8zs pic.twitter.com/rCfYYE916Q
— 高知県立美術館 (@ARTMUSEUM_Kochi) 2016年3月27日
2008年、「日本人ブラジル移民100周年」の記念の年に、遺族によりオリジナルプリント、ネガフィルム、写真用機材、蔵書、日記など一連の資料が、ブラジル屈指の写真美術館でありアーカイブである「モレイラ・サーレス財団」(IMS、Instituto Moreira Salles)に寄贈されました。 (展覧会プレスリリースより)
今回は、IMSのコレクションから、約180点のプリント作品、愛用のカメラ、ブラジルに出発してから60年以上日々欠かさず書いていた日記など関連資料も併せて展示。*モレイラ・サーレス財団(IMS)に関しては、美術館サイトよりコチラをどうぞ。
4/9(土)~6/12(日)『大原治雄写真展ーブラジルの光、家族の風景』高知から移民でブラジルに渡り、自然や家族や変わりゆくロンドリーナの町を写真に収め、ブラジル国内で近年評価が高まっている写真家の作品展が高知県立美術館開催!https://t.co/KjaFosGdU9
— ブラジル情報サイト ブラリオ (@BRARIO_) 2016年4月2日
また、去年同氏に関しては、NHKのEテレのドキュメンタリーでも取り上げられたそうです。「移民の国に咲いた花 ~日本・ブラジル120年~」(ETV特集より)
NHKオンデマンドで大原治雄(1909年〜1999年)の写真を見たとき、これは絶対に写真集にまとめられなくてはいけない作品だと思った。そしたら、サウダージブックスさんから刊行されるそうで、とっても嬉しい。… https://t.co/i1gIpsl6bU
— ツカダマスヒロ@つかだま書房 (@TsukadaMasuhiro) 2016年4月6日
インフォメーション
会場名:高知県立美術館
住所:高知県高知市高須353-2
会期名:大原治雄写真展―ブラジルの光、家族の風景
開催日:2016年4月9日(土)~6月12日(日) 会期中無休
開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)初日は10:00からの開展式終了後
観覧料金:一般前売720円・一般900円(720円)・大学生600円(480円) 高校生以下は無料 *( )内は20名以上の団体割引料金。*年間観覧券所持者(2,580円)は無料。*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳及び被爆者健康手帳所持者とその介護者(1名)、高知県及び高知市の長寿手帳所持者は無料。
ちなみに…
こちらの展覧会は、巡回展でこの後、兵庫会場:伊丹市立美術館[2016年6月18日(土)~7月18日(月・祝)]、山梨会場:清里フォトアートミュージアム[2016年10月22日(土)~12月4日(日)]でも開催。