【東京23区】表参道の根津美術館では、「江戸のダンディズム ―刀から印籠まで―」が開催されおります。会期は2015年7月20日(月・祝)まで。
*こちらの展覧会は会期終了しております。
珠玉のコレクション展
同展は、幕末から明治期の華やかな拵(こしらえ)やバラエティ豊かな刀装具が多いことで知られる同美術館所蔵のコレクションから、刀剣・刀装具・印籠など約100件を展示。(マイナビニュースより)
東京都・表参道で江戸時代の「こだわりのアイテム」、刀や印籠の展覧会 http://t.co/IwM7KL0Fab
— 【公式】マイナビニュース 新着記事 (@mn_all) 2015, 6月 3
そんな江戸時代の男性にとって、こだわりを凝らした意匠(いしょう)とは?
【意匠】(い‐しょう)
美術・工芸・工業製品などで、その形・色・模様・配置などについて加える装飾上の工夫。デザイン。(出典:デジタル大辞泉)
どうやら、乱世の戦国時代のあとの、太平の江戸時代では、男性にとって、刀剣やその拵(こしらえ)は、身分や教養、季節を感じさせるアイテムだったようです。
江戸時代も中後期には、刀は「人を切る」いう武器としての役割をなくしていきましたので、人々はより装飾に凝りに凝ったのでしょう。(小学館「和樂」編集部日記 本誌編集長アンドリュー橋本氏 内覧会狂想曲より)
「刀剣が侍のものなら、印籠や根付(ねつけ)は、町人・庶民のものとして、意匠を凝らして楽しんだものだった。」とも言われております。
研ぎ澄まされた漆芸・金工・彫金
根付や印籠といった持ち物にも、金や銀、象牙などの贅沢な材料をふんだんに使用したデザインや、細部まで職人の技術が光る装飾が施されるようになった。(WEB歴史街道より)
けれど、当時も特に凝った印籠などは、高位な武家や富裕な町人など限られた人たちが愉しめる高級品だったんでしょうね。
インフォメーション
会場名:根津美術館
住所:東京都港区南青山6-5-1
ちなみに…
「刀剣鑑賞のススメ – 初心者向けのポイントを学芸員さんに聞いてみた」(マイナビニュースより)でも取り上げておりますが、オンラインブラウザゲーム「刀剣乱舞」のヒットで、やはり会場内も刀剣ブームに沸いているのでしょうかね??