【千葉県】千葉市美術館の開館20周年記念展として『初期浮世絵展 −版の力・筆の力−』が開催中です。会期は、2016年2月28日(日)まで。日本初の総合的な初期浮世絵の展覧会とも。
*こちらの展覧会は会期終了しております。
海外から貴重な浮世絵 里帰り
千葉県出身で浮世絵の始祖とされる菱川師宣らが活躍した時期から、錦絵(多色摺木版画)が鈴木春信によって生み出されるまでの初期の浮世絵に焦点を当てており、日本独自の芸術がどのように誕生して発展したかをうかがい知ることができる。同館によると、こうした黎明期の浮世絵を総合的に紹介する展覧会は国内初開催という。(産経ニュースより)
大英博物館、シカゴ美術館、ホノルル美術館をはじめ海外からの作品を含め版画・肉筆画が約200点が展示。
大英博物館所蔵の初代鳥居清倍(きよます)の作品「初代市川団蔵と初代大谷広次の草摺曳(くさずりびき)」が、版木(東京国立博物館蔵)と並ぶのはほぼ半世紀ぶりだそうです。
千葉市美術館『初期浮世絵展』のオープニングレセプションに出席。大英博物館・ホノルル美術館の学芸員からも、この展覧会の価値、歴代館長・学芸員のネットワーク力に言及頂き、日本の美術館と言えば千葉市美術館との言葉も。必見です! pic.twitter.com/tuyKajhhcl
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) 2016, 1月 9
きょうのデイリーニュースは、千葉市美術館で開催中の「#初期浮世絵展」とリピーター続出の「#パティスリーボナパルト」、教育界で注目されているニュースポーツ「#バルシューレ」ほかをご紹介します。このあと5時40分から生放送です。 pic.twitter.com/62WvLiAKoB
— J:COM千葉セントラル (@ChibaCentral) 2016, 1月 14
どのように浮世絵は生まれ、発展し、継承したのか?
浮世絵は、木版画として広く人々に普及しましたが、量産による値段の安さ、また当世の流行を即時に取り入れた木版画制作の速さという特徴が、庶民に至るまで気軽に絵を楽しむことができるという世界でも稀な文化状況を育んだのです。一方で肉筆画、すなわち日本絵画の伝統的な技法で描く屏風や掛軸、絵巻物などの形式でも制作され、富裕層の需要も満たしていたのです。(美術館サイトより)
出品リストは、コチラをどうぞ。(pdfデータ)*会期中に一部展示替え有り。
インフォメーション
会場名:千葉市美術館
住所:千葉県千葉市 中央区中央3-10-8
ちなみに…
今回「初期浮世絵展」と同時開催の所蔵作品展として・・・『新寄贈寄託作品展−花づくし』(2016年1月9日(土)~ 2月28日(日))も開催。
恒例の新収蔵作品展を開催します。今回は、近年ご寄贈あるいはご寄託をいただいた作品のなかから、「花」をテーマとして新春らしい「花づくし」の趣向で構成し、新収蔵作品のお披露目といたします。(美術館サイトより)
江戸時代の絵画を中心に、大正・昭和半ばまでの多様な花を扱った作品が登場。
出品リストは、コチラをどうぞ。