奇想の宮廷画家に迫る。日本初の回顧展「アルチンボルド展」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【東京23区】上野の国立西洋美術館では、果物や野菜、動植物などを組み合わせた肖像画で知られるジュゼッペ・アルチンボルド(1526-1593)の展覧会「アルチンボルド展」が開催されます。会期は2017年6月20日(火)~9月24日(日)まで。今回日本では初めての本格的な展覧会だそうです。

*こちらの展覧会は会期が終了しております。

Exposition Revelations (Petit Palais)

奇想と知。驚異と論理。

ジュゼッペ・アルチンボルドは、16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍した、イタリア・ミラノ生まれの画家です。自然科学に深い関心を示したマクシミリアン2世、稀代の芸術愛好家として知られるルドルフ2世という神聖ローマ皇帝たちに寵愛されたアルチンボルドは、歴史上でもひときわ異彩を放つ、宮廷の演出家でした。そんな「アルチンボルド」の名は何よりも、果物や野菜、魚や書物といったモティーフを思いがけないかたちで組み合わせた、寓意的な肖像画の数々によって広く記憶されています。(美術館サイトより

 同展では、世界各国の主要美術館からアルチンボルドの油彩約10点のほか、素描などおよそ100点が展示。*アルチンボルドの作品は計30点のみ。出品作品リストは、美術館サイトよりコチラをどうぞ。(pdfデータ)。


 音声ガイドついては、公式サイトでも紹介されております。コチラをどうぞ。

ジュゼッペ・アルチンボルド(Giuseppe Arcimboldo)

1526-1593

アルチンボルドは、ルネサンス後期の1526年ミラノに生まれたといわれています。当初は、ミラノ大聖堂のステンドグラスやタペストリーのデザインを手掛ける宗教画家として活躍していましたが、35歳で神聖ローマ帝国を治めるハプスブルク家の宮廷画家として招かれると、フェルディナント1世、マクシミリアン2世、そしてルドルフ2世と25年にわたり3代の皇帝に仕えました。(「KIRIN~美の巨人たち~」より

 テレビ東京系列「KIRIN~美の巨人たち~」のサイトでも連作『四季』を紹介しておりますが、この連作『四季』は、いくつものヴァージョンがあり、現在ウィーン美術史美術館にある、1563年作とされる連作「四季」が最古のものと言われます。(同館からは冬のみ出品。)今回の展覧会では世界各国の主要美術館から提供された作品で、「春夏秋冬」が構成されるようです。


 大気、火、大地、水を擬人化した連作『四大元素』も展示されます。この連作にもいくつかのヴァージョンが存在するそうです。*《大気》と《火》は6月24日より公開。

インフォメーション

会場名:国立西洋美術館
住所:東京都台東区上野公園7-7

 同展の主催に名を連ねている朝日新聞社のサイトでは、絵画エッセー怖い絵 (角川文庫)で知られる作家でドイツ文学者の中野京子さんのコメントが掲載されておりました。「果物や野菜組み合わせたら肖像画 アルチンボルド展開幕」(朝日新聞デジタルより)


 ちなみに「怖い絵」展が7月末兵庫県立美術館で、10月初め上野の森美術館にて開催。公式サイトはコチラ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
トップへ戻る