フランス北部、名酒「シャンパン」で有名なシャンパーニュ地方の中心都市ランスから。巡回展「ランス美術館展」

展覧会ニュース

【熊本県】熊本県立美術館の開館40周年を記念して、ランス美術館(フランス北東部)のコレクションを紹介する特別展「ランス美術館展 華麗なるフランス絵画 古典派、ロマン派、印象派 そしてレオナール・フジタ」が開催中です。会期は、2016年7月16日(土)~9月4日(日)まで。ランス美術館の所蔵する珠玉のフランス絵画を4つの章により一堂に紹介。*こちらは巡回展でこの会期後、3会場をまわる予定。

*こちらの展覧会は会期が終了しております。

Reims
via:(Gerald Garitan)

1913年、フランス・ランス市にて開館

フランス北東部のシャンパーニュ地方に位置するランス市は、歴代のフランス国王が戴冠式を行ってきた大聖堂を擁する歴史ある古都です。その中心街に今から1世紀前の1913年に開館したランス美術館は中世美術から現代美術まで幅広いコレクションを有し、とりわけフランス絵画の宝庫として世界的に知られています。シャンパーニュ地方はその名のとおりシャンパンの産地ですが、ランス美術館のコレクションもシャンパンで財を成した富豪たちによってその基礎が築かれました。 (美術館サイトより

 同館は、有名なシャンパン製造会社ポメリーの経営者アンリ・ヴァニエが1907年に遺贈した個人コレクションを基礎に発足。
 ランス美術館については、旅行のクチコミと比較サイト「フォートラベル」より、コチラをどうぞ。

フランス絵画の名品70点

17・18世紀のバロック・ロココ絵画、ドラクロワやダヴィッドらのロマン派や新古典派の19世紀絵画、コロー、ミレーらのバルビゾン派、ピサロ、シスレー、ゴーギャンらの印象派やポスト印象派、そして熊本ゆかりの画家でフランスに帰化した藤田嗣治(レオナール=ツグハル・フジタ)など、70点余の名品群で構成されます。 (美術館サイトより

 また、熊本展では藤田嗣治の名品として、藤田自身が京都のフランス総領事館(関西日仏学館)のために描いた大作《ノルマンディーの春》や、ひろしま美術館や熊本県立美術館の所蔵する作品もあわせて特別出品されるそうです。

インフォメーション

会場名:熊本県立美術館
住所:熊本県熊本市中央区二の丸2

美術館サイト

 関連イベントとして、トークショー、講演会、ワークショップのほかに、連携事業として、NHK美術館コンサート「バッハとクラシック音楽の午後」(日時:9月3日(土)14:00~15:15)も開催されるそうです。

ちなみに…
 今回の巡回展。次回のスケジュールは以上の通りです。
2016年9月10日(土)~10月30日(日)静岡市美術館
2016年11月5日(土)~12月25日(日)福井県立美術館
2017年2月11日(土・祝)~3月26日(日)ひろしま美術館

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