【千葉県】千葉市美術館では、江戸後期の文人画家・浦上玉堂(うらかみ ぎょくどう)と息子2人の作品を一堂に紹介する特別展「文人として生きる− 浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術」が開催されます。会期は、2016年11月10日(木)~ 12月18日(日)まで。*こちらの会期は、前後期で分かれていて、前期は11月10日(木)~12月4日(日)、後期は12月6日(火)~12月18日(日)。前後期で展示替えの作品もあります。国宝の《東雲篩雪図》(文化遺産オンライン)は、11月22日(火)~11月27日(日)が展示期間。
*こちらの展覧会は会期が終了しております。
なお、こちらの展覧会は、今年9月に岡山県立美術館でも開催されました。
【展覧】9月23日〜10月30日、岡山市の県立美術館で、企画展「浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術」開催。重文8件を含む役250点で構成。リンク先はpdfhttps://t.co/efT6AIkn3P pic.twitter.com/Zr5zfLJlAj
— 歴史ナビ (@rekinavi) 2016年8月4日
三者三様の浦上家
日本文人画壇の巨星・浦上玉堂は、岡山の鴨方藩のエリート武士でしたが、50歳のときに脱藩、安定した生活を捨て自由を手にし、七絃琴と画筆を携えて諸国を遍歴します。このとき同行した長男・春琴は16歳、次男・秋琴は10歳でした。(美術館サイトより)
春琴はやがて関西画壇きっての人気画家となり、玉堂も晩年は京都で春琴と同居しました。秋琴は11歳から会津藩に仕え、雅楽方頭取に任じられるなど、音楽面での活動が目立ちます。父子はそれぞれに異なる活動に勤しみますが、みな文人としての誇りを高く保ち続けて生涯を送りました。(美術館サイトより)
2006年に岡山県立美術館と同館で開催された「浦上玉堂展」を、この度スケールアップし、玉堂のみならず、その子春琴・秋琴の画業まで迫った展覧会。玉堂作151点、春琴作75点、秋琴作22点、計約270点が展示。
次回展「文人として生きる―浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術」の詳細をHPにて公開しました。2006年に開催した浦上玉堂展を上回る規模、そしてこれまで紹介されることの少なかった春琴にもスポットを当てる空前絶後の展覧会です。お楽しみに!https://t.co/VfFQ7O5bbG
— 千葉市美術館 (@ccma_jp) 2016年10月1日
浦上玉堂(うらかみ ぎょくどう)
延享2年(1745)-文政3年(1820)
江戸生まれ。
晩年は京都に落ち着いて、文人画家として風流三昧の生活を送る。特に60歳以降に佳作が多い。(Wikipediaより)
同じく江戸時代後期の文人画家であった春琴(1779-1846)、次男秋琴(1785-1871)。ちなみに美術館の「プレスリリース」を見ますと、当時は春琴が父をはるかにしのぐ、京都画壇きっての人気画家だったとの事。(pdfデータ2ページ目)
インフォメーション
会場名:千葉市美術館
住所:千葉県千葉市 中央区中央3-10-8
関連イベントとして講演会なども下記の通り、催されるそうです。
講演会・映像上映とトークセッション「川端康成と浦上玉堂、そして国宝《東雲篩雪図》」
吉増剛造映像作品gozoCine 「浦上玉堂の魂の手ノ血が点々と」上映
川端香男里氏(川端康成記念会代表理事、ロシア文学者、東京大学名誉教授)
吉増剛造氏(詩人、文化功労者、日本藝術院会員)
2016年11月27日(日)14:00より(13:30開場予定)
会場:11階講堂にて
*聴講無料/定員150名 *申込締切 11月16日(水)必着
詳細は、美術館サイトよりコチラをどうぞ。
ちなみに…
先ほどから言っております、国宝の《東雲篩雪図》は、川端康成の遺愛品でもありました。(所蔵:川端康成記念会)
今朝の日曜美術館の浦上玉堂特集ご覧いただけたでしょうか?番組内で紹介された国宝「東雲篩雪図」は当館11/22-27のみの展示となります。また琴を演奏されていた坂田進一さんをお招きするイベントも開催します。詳しくはHPをご確認ください!https://t.co/VfFQ7O5bbG
— 千葉市美術館 (@ccma_jp) 2016年10月9日