代表作《20世紀の記憶》フルスケールで展示。「三島喜美代─未来への記憶」展

展覧会ニュース

【東京23区】雑誌や新聞、段ボール、ゴミなどを題材にした陶器を創作する芸術家・現代美術家・三島喜美代(1932〜)の個展「三島喜美代─未来への記憶」展が練馬区立美術館で開催されます。会期は2024年5月19日(日)~7月7日(日)まで。昨年秋の岐阜県現代陶芸美術館にて展覧会が最初の美術館における個展でしたが、東京の美術館では初の個展だそうです。

練馬区立美術館

Description:練馬区立美術館,Date:Taken on 16 September 2007,Source:jmho’s file,Author:jmho

via:(wikimedia)

70年以上にわたる創作の歩み

本展覧会は、70年にわたる三島の創作の軌跡を、主要作品を通して概観するものです。大量消費社会や情報化社会へ厳しい視線を投げかけつつも、情報やゴミを異化作用を通して造形表現へと転化させた三島作品は、日々の暮らしの中から遊び心をもって生み出されてきました。(美術館サイトより

同展では、初期のの油彩画や新聞、雑誌等をコラージュした前衛的な絵画から、近年の多様な立体作品、大型インスタレーション、産業廃棄物を素材に取り込んだ創作の歩み、約90点を展示。


会場では、同作家の代表作で最大規模のインスタレーション作品《20世紀の記憶》(1984~2013)が公開。床に敷き詰められた大量の耐火レンガから構成されるものであり、各レンガの表面には20世紀の100年間から抜き出した新聞記事が転写されているそうです。

大阪市と岐阜県土岐市を制作の拠点として活動

三島喜美代(1932-)
大阪府生まれ。

日本の現代美術家で、新聞、漫画本、箱などの粘土で非常に写実的な「壊れやすい印刷物」を制作したことで最もよく知られています。1960年代初頭に画家として芸術的キャリアを開始し、その後1971年に陶芸の仕事を始めました。(wikipediaより

なお「ホテル東横 INN品川港南口天王洲アイル」前には、高さ2.5メートルの巨大なゴミ箱のパブリックアートがあります。
タイトル:三島喜美代「Work 2012」
住所:東京都品川区東品川2-2-35
詳細:googleマップ

インフォメーション

会場名:練馬区立美術館
住所:東京都練馬区貫井1-36-16

美術館サイト

ちなみに…
青幻舎から同展の図録も5月に刊行されます。詳細は、出版社サイトよりコチラをどうぞ。

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