【新潟県】胃がんで闘病を続け、肺炎を併発して先月8月4日に肺炎で亡くなった新潟市出身の自然写真家・天野尚(たかし)さんの展覧会『創造の原点』が、新潟県弥彦村にて開催されます。会期は、2015年9月5日(土)~10月12日(祝・月)まで。
*こちらの展覧会は会期終了しております。
ネイチャーアクアリウム
天野さんは元競輪選手で、1975年からアマゾンの熱帯雨林をはじめとした世界各地の自然風景を撮影してきた。特注の超大判フィルムを使用することで自然を草木の一本一本まで精密にとらえる作風が特徴だ。(毎日新聞・執筆者:真野敏幸氏より)
また、自然のありのままの風景を水草や石を使って水槽の中で表現する「ネイチャーアクアリウム」を提唱し、自ら作品制作も手がける日本屈指のアクアリウムクリエーターでもあった。(毎日新聞・執筆者:真野敏幸氏より)
亡くなる2日前まで展示作品の選定を行っていたそうです・・・
天野尚さん:集大成の写真展 死去直前まで選定 5日から弥彦で176点 /新潟 – 毎日新聞 http://t.co/kcmB9OuV7d
— 写真家・カメラマンのためのニュース (@PhotoNewsJapan) 2015, 9月 2
天野尚写真展『創造の原点』開催のお知らせ – 天野自身、これまでの集大成と位置づけている写真展です。詳細はこちらから http://t.co/IHiARgIkFl pic.twitter.com/DS0tvLbjLv
— アクアデザインアマノ ADA (@ADA_Japan) 2015, 8月 4
海外メディアでも取り上げられた
「NAVER まとめ」サイトでのページ掲載がありましたので、ご紹介させていただきます。
アメリカの海水アクアリウム情報サイトでも天野氏の経歴を紹介し、John Ciotti氏は「これまで生きてきた中で最も暗く重い感情を経験している。天野氏を失ったことは世界にとって大きな損失。天野氏のご家族、友人、およびADAスタッフ。そして、天野氏の作品に触れたすべての人々に哀悼の意を捧げます。」(「世界に大きな損失」海外の有力メディアも天野尚氏の訃報を報じる – アクアカタリストより)
また、こちらの違う「NAVER まとめ」ページでは、ご自身が活動にあたって「何故、大判カメラにこだわるのか?」を掲載。さらに「海外での活動」をyoutube動画を添付してご紹介してます。(「ネイチャーアクアリウムクリエイター・天野尚 – NAVER まとめ」)
弥彦村 2会場で開催
弥彦村総合コミュニティーセンターと弥彦の丘美術館の2会場で開催。
弥彦神社(弥彦村)の遷座100年を記念した企画として同村が天野さんに依頼し、天野さんも同村に近い旧巻町出身で、競輪選手として同村の競輪場でも活躍するなど、村との関係が深く快諾したのが経緯だそうです。
展示する作品のカテゴリーも、日本の風景はもとより、アマゾンや世界遺産の風景、日本の神社仏閣、人物写真と多岐にわたり、それぞれのカテゴリーの代表作を厳選しています。また、第二会場となる弥彦の丘美術館では、「日本の四大天然杉の威容」と題し、屋久杉、立山杉、最上杉、そして佐渡原始杉の迫力ある作品を展示します。(アクアデザインアマノ(ADA)サイトより)
1枚のチケットでどちらの会場にもご入場できるそうです。
天野さんは生前、打ち合わせでは「弥彦山を見ながら育ち、弥彦神社にもよく訪れたので思い入れがある。大勢の人に見てもらいたい」と話していたという。(毎日新聞・執筆者:真野敏幸氏より)
インフォメーション
会場名:第1会場 弥彦村総合コミュニティーセンター
住所:新潟県西蒲原郡弥彦村上泉1753
会場名:第2会場 弥彦の丘美術館
住所:新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2502-1