酒津焼150年の歴史。そして岡山県倉敷市高梁川が生んだ美とは?

展覧会ニュース

【岡山県】倉敷を代表する工芸である酒津焼(さかづやき)に焦点をあてた「コレクション展 酒津焼の美 ―高梁川の恵み―」が倉敷市立美術館で開催されてます。会期は、9月23日(水・祝)まで。

*こちらの展覧会は会期終了しております。

高梁川

酒津焼(さかづやき)とは?

明治初期に始まった倉敷を代表する伝統工芸。高梁川(たかはしがわ)沿岸の町・酒津の土を使い、釉薬(ゆうやく)は生きた海鼠(ナマコ)のようにまだらに発色する海鼠釉(なまこゆう)が特色の一つ。(倉敷経済新聞より

 1869年(明治2年)に岡本末吉(号陶楽)が鶴形山山麓に阿知窯を築いたことが始まり。(酒津焼窯元より:岡山県倉敷市酒津2827)
詳細は、コチラをどうぞ。*なお、コチラでは、陶芸体験もできるそうです。

酒津焼に焦点をあてた、その変遷

 今回の展示構成は、第1章『酒津焼のはじまり、明治期の隆盛と衰退』、第2章『入江之介時代』、第3章『民芸との出会い』の全3章に分けて、作品29点が展示。

 第2章の、入江之介(いりえ しかい)は中国の南宗画に由来する南画の画家。1922年(大正11年)に来窯し、1924年(大正13)年まで酒津で制作を行い、同氏が酒津焼に与えたそうです。

 第3章の「民芸」は、柳宗悦、浜田庄司、バーナード・リーチらが活動した民芸運動のこと。
*民芸運動に関しては、下記の 「没後20年 ルーシー・リー展」の紹介ページでもふれております。
http://www.cafevoyage.net/blog/blog/ex2015071002/

また黒田綾山(くろだ りょうざん)衣笠豪谷(きぬがさ ごうこく)稲葉春生(いなば しゅんせい)ら高梁川流域ゆかりの日本画家たちの作品10点もあわせて展示。

インフォメーション

会場名:倉敷市立美術館
住所:岡山県倉敷市中央2-6-1

美術館サイト

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