【東京23区】本日より上野の森美術館では「怖い絵」展が開催されます。会期は2017年10月7日(土)~12月17日(日)まで。「恐怖」をキーワードに西洋美術史に登場する様々な名画を読み解き、詳細を魅力的に伝えた本としてベストセラーになった美術書「怖い絵」 (角川文庫)。同展は、その同タイトル「怖い絵」の刊行10周年を記念して開催される展覧会です。*兵庫展の兵庫県立美術館での会期は終了しております。(期間:2017年7月22日(土)~9月18日(月・祝))
*東京展も会期が終了しております。
名画の“違う顔”
想像によって恐怖は生まれ、恐怖によって想像は羽ばたく。(中野京子著『「怖い絵」で人間を読む』より)
ターナー、モロー、セザンヌなど、ヨーロッパ近代絵画の巨匠の“怖い”作品など約80点が展示。
いよいよ今週土曜、10月7日から開幕の「怖い絵」展の会場外壁には巨大看板が取り付けられています!道行く方々が口々に「怖ぃ〜」「観たい〜」と仰りながら通り過ぎていかれます…。皆さまお待ちしております!前売券は6日(金)までの販売ですので、どうぞお買い逃しなく! #怖い絵 pic.twitter.com/eB7FKTxOlJ
— 「怖い絵」展 (@kowaie_ten) 2017年10月5日
【開幕7日前!】#怖い絵展 東京展
ロンドン・ナショナル・ギャラリーの至宝、「レディ・ジェーン・グレイの処刑」が奇跡の初来日!★おトクな前売り・図録付チケットはこちら
⇒ https://t.co/AFCfLpy8Qq pic.twitter.com/x8YPeo2MvL— チケットぴあ (@news_pia) 2017年9月30日
縦2.5m×横3mにもおよぶ、ポール・ドラローシュの大作《レディ・ジェーン・グレイの処刑》。描かれた16歳の若き女王は、わずか9日間のみの王位だったそうです。所蔵のロンドン・ナショナル・ギャラリー学芸員のインタビュー記事が産経新聞サイトにありました。コチラをどうぞ。
展示構成は
1章「神話と聖書」、2章「悪魔、地獄、怪物」、3章「異界と幻視」、4章「現実」、5章「崇高の風景」、6章「歴史」の全6章。
現代ビジネスのサイトでは、著者の中野京子氏が展覧会を紹介する記事がアップされておりました。「大ベストセラーシリーズ『怖い絵』がついに展覧会に!」(講談社 現代ビジネスより)
先にふれた大作《レディ・ジェーン・グレイの処刑》以外の作品では、4章で展示されるイギリス初の国民画家と呼ばれるウィリアム・ホガース《ビール街》と《ジン横丁》(1750-51年)と、5章で展示される旧約聖書の有名なエピソードを描いたギュスターヴ・モロー《ソドムの天使》(1885)、さらに1章で展示されるハーバート・J・ドレイパーの《オデュッセウスとセイレーン》(1909)について記事では解説をされております。《オデュッセウスとセイレーン》については、“悪女”セイレーンの同じ主題が描かれた作品、ギュスターヴ=アドルフ・モッサの《飽食のセイレーン》(1905)も登場。また、なぜオデュッセウスがセイレーンから逃れ得たかは、1章で展示されるジョン・ウィリアム・ウォーターハウス作《オデュッセウス杯を差し出す魔女キルケー》でも分かるそうです。
インフォメーション
会場名:上野の森美術館
住所:東京都台東区上野公園1-2
ちなみに…
チケットの販売は終了しておりますが、10月21日(土)には、中野京子氏と小説家の宮部みゆき氏のスペシャルトークショーが開催されるそうです。
「怖い絵」展(東京展)で、中野京子氏と宮部みゆきのスペシャルトークショーが行われます。チケット発売は9月1日。詳細は「大極宮」イベント情報でご確認ください→https://t.co/ZZktWTdWBU
— 大極宮 (@taikyokuguu) 2017年8月29日