意味を知る。その先。時代や絵の背景を考える恐怖を上野で。「怖い絵」展

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【東京23区】本日より上野の森美術館では「怖い絵」展が開催されます。会期は2017年10月7日(土)~12月17日(日)まで。「恐怖」をキーワードに西洋美術史に登場する様々な名画を読み解き、詳細を魅力的に伝えた本としてベストセラーになった美術書「怖い絵」 (角川文庫)。同展は、その同タイトル「怖い絵」の刊行10周年を記念して開催される展覧会です。*兵庫展の兵庫県立美術館での会期は終了しております。(期間:2017年7月22日(土)~9月18日(月・祝))

「怖い絵」展

名画の“違う顔”

想像によって恐怖は生まれ、恐怖によって想像は羽ばたく。(中野京子著『「怖い絵」で人間を読む』より)

 ターナー、モロー、セザンヌなど、ヨーロッパ近代絵画の巨匠の“怖い”作品など約80点が展示。


 縦2.5m×横3mにもおよぶ、ポール・ドラローシュの大作《レディ・ジェーン・グレイの処刑》。描かれた16歳の若き女王は、わずか9日間のみの王位だったそうです。所蔵のロンドン・ナショナル・ギャラリー学芸員のインタビュー記事が産経新聞サイトにありました。コチラをどうぞ。

展示構成は

 1章「神話と聖書」、2章「悪魔、地獄、怪物」、3章「異界と幻視」、4章「現実」、5章「崇高の風景」、6章「歴史」の全6章
 現代ビジネスのサイトでは、著者の中野京子氏が展覧会を紹介する記事がアップされておりました。「大ベストセラーシリーズ『怖い絵』がついに展覧会に!」(講談社 現代ビジネスより)
 先にふれた大作《レディ・ジェーン・グレイの処刑》以外の作品では、4章で展示されるイギリス初の国民画家と呼ばれるウィリアム・ホガース《ビール街》と《ジン横丁》(1750-51年)と、5章で展示される旧約聖書の有名なエピソードを描いたギュスターヴ・モロー《ソドムの天使》(1885)、さらに1章で展示されるハーバート・J・ドレイパーの《オデュッセウスとセイレーン》(1909)について記事では解説をされております。《オデュッセウスとセイレーン》については、“悪女”セイレーンの同じ主題が描かれた作品、ギュスターヴ=アドルフ・モッサの《飽食のセイレーン》(1905)も登場。また、なぜオデュッセウスがセイレーンから逃れ得たかは、1章で展示されるジョン・ウィリアム・ウォーターハウス作《オデュッセウス杯を差し出す魔女キルケー》でも分かるそうです。

インフォメーション

会場名:上野の森美術館
住所:東京都台東区上野公園1-2

ちなみに…
 チケットの販売は終了しておりますが、10月21日(土)には、中野京子氏と小説家の宮部みゆき氏のスペシャルトークショーが開催されるそうです。

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