はじまりは、美術学校・バウハウスから。「オットー・ネーベル展 シャガール、カンディンスキー、クレーの時代」

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【東京23区】渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムでは、スイス、ドイツで活動した画家オットー・ネーベル(1892-1973)を紹介する展覧会「オットー・ネーベル展 シャガール、カンディンスキー、クレーの時代」が開催されました。会期は2017年10月7日(土)~12月17日(日)まで。1920年代に、抽象絵画の創始者とされるカンディンスキーや同じく抽象的で詩情ある作風のパウル・クレーと出会い、その後も友情を育んだというオットー・ネーベル。そんな同作家の日本での初回顧展でもあります。

Bauhaus dessau
via:(Tom Alt)

知られざるスイスの画家

1920年代半ばにワイマールに滞在したネーベルは、バウハウスでカンディンスキーやクレーと出会い、長きにわたる友情を育みました。ベルンのオットー・ネーベル財団の全面的な協力を得て開催される、日本初の回顧展となる本展では、建築、演劇、音楽、抽象、近東など彼が手がけた主要なテーマに沿って、クレーやカンディンスキー、シャガールなど同時代の画家たちの作品も併せて紹介することで、ネーベルが様々な画風を実験的に取り入れながら独自の様式を確立していく過程に迫ります。(美術館サイトより

 当時のネーベルの作品には、クレーやカンディンスキーをはじめ、憧れだったフランツ・マルク(Wikipedia)やマルク・シャガールの影響を思わせる表現があったそうです。スイスの芸術家が集ったことでも知られる湖畔の町アスコーナを描いた作品《アスコーナ・ロンコ》ではシャガール風の幻想的な風景が描かれております。詳細は美術館サイトよりコチラを。(「シャガールとマルクに憧れて」にて)

オットー・ネーベル

(1892年-1973年)
ドイツ・ベルリン生まれ。スイス・ベルンにて没。
美術のみならず、建築や演劇も学んだネーベルは、さらに版画家や詩人としても活動。

ベルンで82才の生涯を終えたオットー・ネーベルの2000点に近い絵画と4000点以上の素描を含む膨大な作品は、画家の没後、遺言によってベルンのオットー・ネーベル財団に託された。それらの作品群に含まれた色とりどりのスケッチブックは、画家自身によって表紙にナンバーのステッカーが貼られ、タイトルが付されて整理されているだけでなく、時には序文やあとがきとして詳細な説明が付け加えられるなど、画家の創作の歩みを示す貴重な記録となっている。(ザ ・ ミュージアム 主任学芸員・廣川暁生氏コラムより

 同氏は、ネーベル自身のスケッチブックから、画家としての徹底した外界への観察と、内なる世界において創作の過程の変容が垣間見れるとも言われ、《イタリアのカラー・アトラス(色彩地図帳)》(作品画像は美術館サイトよりコチラを)は、まさにその好例でもあるとも。

インフォメーション

会場名:Bunkamura ザ・ミュージアム
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1

美術館サイト 特集ページ

 上記リンク、美術館サイト内の特集ページでは、「展覧会紹介映像」動画ページ)も公開しております。

ちなみに…
 音声ガイドのナレーターは、吉本の藤井隆さんです!(美術館サイトより

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